観戦ガイド 2026-09-09

早慶戦とは?東京六大学野球の伝統カードの歴史と見どころ、チケットの取り方

東京六大学野球のカードの中でも、ひときわ注目を集めるのが早稲田大学と慶應義塾大学による「早慶戦」です。テレビニュースで神宮球場の満員のスタンドが映し出されたり、「前売り券が即完売した」という話題を目にしたりして、「普段のリーグ戦と何が違うのだろう」と気になった方もいるのではないでしょうか。この記事では、早慶戦がなぜ特別なカードとされているのか、その歴史的な背景と当日の見どころ、そして実際に観戦する際のチケットの取り方を整理して解説します。

早慶戦とは何か

早慶戦とは、東京六大学野球連盟のリーグ戦の中で組まれる早稲田大学対慶應義塾大学のカードのことです。慶應義塾側からは「慶早戦」と呼ばれることもありますが、指しているカードは同じです。東京六大学野球は早稲田・慶應義塾・明治・法政・立教・東京の6校が総当たりで戦うリーグで、各校とのカードはそれぞれに歴史がありますが、早慶戦は中でも別格の扱いを受けています。

神宮球場での前売り券が早期に完売しやすいこと、両校の応援席が超満員になること、テレビや新聞で試合結果だけでなくスタンドの様子までニュースになることなど、他のカードとは注目のされ方が明らかに異なります。まずは「東京六大学野球の中に、早慶戦という特に注目度の高いカードがある」という位置づけを押さえておくとよいでしょう。

早慶戦の歴史:1903年の始まりと19年の中断

早慶戦の起源は古く、1903年(明治36年)に早稲田大学野球部が慶應義塾に挑戦状を送り、対抗戦が実現したことが始まりとされています。当時はまだ「東京六大学野球連盟」は存在せず、両校が単独で対戦する形でした。

その後、対抗戦は回を重ねて人気を集めましたが、1906年(明治39年)、応援がエスカレートし不測の事態が懸念されたことから、両校の合意により早慶戦は中止となりました。これ以降、早慶戦は長らく実現しない状態が続きます。

一方でリーグ戦づくりは進み、1914年(大正3年)に早稲田・慶應義塾・明治の3校による連盟が発足し、1917年に法政、1921年に立教が加わって規模を広げていきました。そして1925年(大正14年)、東京帝国大学(現在の東京大学)が加わったことで6校がそろい、東京六大学野球連盟が正式に発足します。この6校リーグの結成にあわせて、19年ぶりに早慶戦が復活しました。単独の対抗戦として始まった早慶戦が、六大学リーグという枠組みの中に組み込まれ、現在まで続いている——これが早慶戦の大まかな歴史です。

なぜここまで特別視されるのか

早慶戦が特別視される理由は、単に「古い歴史があるから」だけではありません。

このように、競技としての勝敗以上に、応援文化や歴史的な重みも含めて楽しむカードであることが、早慶戦の大きな特徴です。なお、東都大学野球連盟には早慶戦にあたる固定カードは存在しません。東都は1部〜4部の部制と入れ替え戦が特徴のリーグで、東京六大学とは仕組みそのものが異なります。両リーグの違いについては、東京六大学野球・東都大学野球の仕組みを解説で詳しく整理しています。

チケットの取り方・観戦の基本

早慶戦は神宮球場の中でも特に混雑が予想されるカードのため、チケットの入手方法を事前に確認しておくことをおすすめします。

席種入手方法の目安
内野指定席・ファミリー/ペアシートプレイガイドでの前売り販売が中心。早期に完売することが多い
内野自由席・外野席試合当日に神宮球場で当日券として販売

前売り券は東京六大学野球連盟公式サイトや主要プレイガイドで案内されますが、早慶戦は発売開始から短時間で完売することも珍しくありません。観戦を予定している場合は、東京六大学野球連盟の公式サイトで最新の販売スケジュールを早めに確認しておくと安心です。当日券のみで観戦する場合も、開門時刻や入場列の案内が試合ごとに発表されるため、事前のチェックをおすすめします。

神宮球場までのアクセスや座席の選び方、観戦マナーなど、早慶戦に限らない大学野球観戦の基本については、神宮球場で大学野球を観戦するには?アクセス・チケット・座席の選び方ガイドで詳しく解説しています。あわせて確認しておくと、当日の動きがイメージしやすくなります。

早慶戦がいつ組まれるか確認する

早慶戦は東京六大学野球の春季・秋季それぞれのリーグ戦の中で、対戦カードの一つとして組まれます。具体的な開催日はシーズンごとの日程によって変わるため、直近の対戦カードとスケジュールはベースボールマニアの東京六大学野球 日程・結果で確認できます。あわせて、現在のリーグ順位は東京六大学野球 順位表からチェックできますので、早慶戦が優勝争いにどう絡んでくるかを見ながら観戦計画を立てるのもおすすめです。

まとめ

早慶戦は、1903年に始まった早稲田・慶應義塾の対抗戦が、19年の中断を経て東京六大学野球連盟の結成とともに復活した、大学野球を象徴するカードです。競技面だけでなく、両校の応援文化や歴史的な背景まで含めて楽しめる点が、他のカードにはない魅力といえます。チケットは早期に完売することが多いため、観戦を考えている方は公式サイトでの前売り情報を早めにチェックしておきましょう。

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