進路ガイド 2026-09-02

東京六大学野球と東都大学野球、レベルの違いは?強豪を目指す高校球児の大学選びガイド

「大学でも野球を続けたいけれど、東京六大学と東都大学、どちらが強いのか、自分にはどちらが合っているのかわからない」——大学野球への進路を考え始めた高校球児・保護者から、こうした声をよく聞きます。どちらも東京都内の大学が加盟する伝統あるリーグですが、加盟校数やリーグの仕組みは大きく異なり、「強豪」という言葉が指す中身も一様ではありません。この記事では、東京六大学野球連盟・東都大学野球連盟それぞれの仕組みとレベルの見方を整理し、強豪を目指す高校球児が大学・部を選ぶ際に確認しておきたい観点をまとめます。

東京六大学野球連盟と東都大学野球連盟、仕組みの違い

まず前提として、2つのリーグは加盟校数もリーグ構成もまったく異なります。

東京六大学野球連盟:固定6校による総当たり戦

早稲田大・慶應義塾大・明治大・法政大・立教大・東京大の6校のみが加盟する、100年を超える歴史を持つリーグです。部制による昇降格はなく、この6校だけで総当たりのリーグ戦を戦います。加盟校数が少ない分、1校あたりの注目度・伝統校としてのブランド力は高く、神宮球場を本拠地として多くの観客を集めます。

東都大学野球連盟:22校が1部〜4部で争う階層制

東都大学野球連盟は22大学が加盟する大所帯のリーグで、1部から4部までの階層に分かれ、シーズンごとの入替戦によって所属する部が昇降格する仕組みです。2026年時点の1部は國學院大・青山学院大・亜細亜大・中央大・立正大・東洋大の6校で、2部・3部にもそれぞれ6校前後、4部にも複数校が所属しています。同じ「東都大学野球連盟」の加盟校でも、所属する部によって対戦相手の顔ぶれもレベルもまったく変わる点が、東京六大学との大きな違いです。

自分の志望校がどちらのリーグに所属し、東都であれば何部に位置しているかは、ベースボールマニアの東京六大学野球 順位表東都大学野球1部 順位表で確認できます。

「レベルが高い」とは何を指すのか

高校球児が「強豪」を語るとき、実はいくつかの異なる基準が混ざっていることが少なくありません。代表的なのは次の2つです。

プロ野球選手の輩出実績で見る

東京六大学野球連盟は、プロ野球選手を数多く輩出してきた伝統校の集まりです。過去10年間のドラフト指名選手数では明治大が最多の18人(うちドラフト1位が7人)、早稲田大が15人、慶應義塾大が11人、法政大が続くというデータもあり、ドラフト上位で指名される選手を継続的に輩出している点が強みです。

一方で、高校球児向けの情報サイトなどでは、加盟校数の多い東都大学野球連盟について「現役プロ野球選手の数で東京六大学を上回る」という分析も紹介されています。加盟校数が多い分、プロ野球選手の総輩出数という観点では東都が優位という見方もあるということです。どちらが「強い」かは、比較する指標によって答えが変わる点を押さえておく必要があります。

部内の競争環境で見る

もう一つの基準は、部内でのレギュラー争いの厳しさです。東都大学野球連盟の1部と2部の入替戦は、勝てば1部残留・負ければ2部降格という緊張感の高い試合として知られ、神宮球場を主な本拠地として使用できるのは基本的に1部校のみです。同じ大学の野球部でも、所属する部によって使用球場や対外的な注目度が変わるため、「強豪校に入る」ことと「強豪リーグの1部で戦う」ことは、必ずしもイコールではありません。

大学・部を選ぶときに確認しておきたい観点

「強い大学」を漠然と探すのではなく、次のような観点で志望校を絞り込むと、入部後のミスマッチを防ぎやすくなります。

観点確認のポイント
加盟リーグ・所属部東京六大学か東都大学か、東都であれば何部に所属しているか
直近シーズンの成績優勝争い・入替戦の当落線上など、今どのあたりで戦っているか
出場機会の見込み部員数・自分のポジションの層の厚さ
進路実績プロ・社会人野球だけでなく、一般就職も含めた卒業後の実績
学業との両立授業・単位取得と練習・遠征スケジュールの兼ね合い

直近のシーズン成績や対戦カードは、ベースボールマニアの東京六大学野球 個人成績ランキング東都大学野球1部 順位表で確認できます。志望校が今どのくらいのレベルで、どんな相手と戦っているのかを具体的な数字で把握しておくと、進路面談やセレクションの場でも説得力のある志望動機を語りやすくなります。

1部・強豪校だけが選択肢ではない

東都大学野球連盟のように部制のあるリーグでは、1部の強豪校だけが大学野球の選択肢ではありません。2部・3部・4部にも、学業との両立がしやすい大学や、部員としての出場機会を得やすい環境の大学が数多くあります。東都大学野球4部 順位表を見てもわかるように、下位の部でも大学ごとに実力は拮抗しており、「1部で控えに回るより、下位の部でレギュラーを取って試合経験を積みたい」という選択も十分に合理的です。強豪リーグの知名度だけで進路を決めるのではなく、自分が4年間でどんな経験を積みたいかを軸に大学・部を選ぶことが、後悔のない進路選びにつながります。

なお、志望校への入部方法(スポーツ推薦・セレクション・一般入部)や、選手以外の関わり方については、高校球児が東京六大学・東都大学野球部に入るには|推薦・セレクション・一般入部の違いを解説で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

まとめ

東京六大学野球連盟は6校固定の総当たり戦、東都大学野球連盟は22校が1部〜4部で入替戦を戦う階層制のリーグという構造の違いがあり、「レベルが高い」という評価も、ドラフト実績・部内の競争環境など見る指標によって変わります。強豪リーグの知名度だけで進路を決めるのではなく、所属する部・出場機会・進路実績まで含めて志望校を検討することが大切です。まずはベースボールマニアのトップページで、気になる大学の所属リーグ・直近の戦績を確認するところから始めてみてください。

出典

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